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ちょこの日

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私が12歳の、2月頃。

そろそろ中学生になるあたりに、我が家にペットが来た。

以前からハムスターやザリガニなど小動物は飼ってきていたが

今回は望みに望んだ犬だった。

小型犬可愛いなーとか大きな犬も素敵だなーとか

色々姉と言っていたが、もちそんそんなお金は我が家に無く

母親の知り合いの犬が産んだ子を貰ってきたという。

雑種で、1月19日(姉と同じ日)に生まれたばかりの、オス。

まだまだ小さくて、とても可愛かったが、しつけなど頭にないので

噛まれてばかりだった。もちろんそんなに痛くは無かったが。

見た目は全体的に茶色で、鼻の周りが黒く、お腹や足は白だった。

名前は、ちょこと名づけた。私がつけた気がするが、姉は自分だと言い張る。

そんなことはどうでもいいが、そこからこのバカ犬との生活が始まった。
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130124_1207~01 ←首に出来た腫瘍?と虚勢手術後

しつけの話しに戻るが、元々動物好きの私は犬や猫の種類は

たくさん覚えていたが、しつけはあまり知らなかった。

そのせいで、散歩中はリードをぐいぐいひっぱるし、うなるし、噛むし、

知らない人が来ると吠えまくるし・・・

オスということもあって、なかなか奮闘していた。

これはよほど大人しくない限りどこの犬も同じだと思うが、

シャワーしてあげて、お風呂場から出したあとなんてそれはもう大変だった。

普段は小屋の側に作った犬小屋にいるのだが、

さすがにシャワーの後は家の中にしばらく入れていた。

狭いお風呂場から解放され、家中走り回って走り回って・・・

案外それも楽しかった。うるさかったが。

子犬のときは、生まれて1ヶ月ほどでうちに来たので

寂しがるかと思ってしばらく家の中で過ごしていたのだが

慣れさせようと外に出して放置したら、それはそれは鳴いた。

私たち兄弟や母親は気にしないようにしたが、

父親がかわいそうだと言い結局家の中に戻すものだから、ちょこは

鳴けば家に入れる!と、外にいると鳴きまくった。

そして家の中にいるということは、人間の食事を見ることになるわけで。

美味しそうな匂い、仲間が何かを食べている姿・・・

もちろんおねだりをした。

上記したように、父親は甘い。

肉料理や芋など食べられそうなものは、ついついというようにあげていた。

甘えれば美味しいものが貰える!と学習したちょこは

イスに座っている人の膝に顎を乗せて上目遣いすることを覚えた。

正直そういうずる賢いところが嫌いだった。



案外、平凡に暮らしていた。





2013年11月。





ちょこの様子がおかしかった。

ご飯をほとんど食べない。犬は1日1食でいいのだがそれすら食べない。

ちょこのご飯を用意するのは、両親がしていたのだが

実はしばらく前からそんな状態らしく、ずいぶん痩せていた。

明日病院へ連れて行こうと両親が話していた。

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次の日、私は仕事から帰ってきて親に結果を聞いた。

すい臓のガンだと。

普通のすい臓の5倍に膨らんでいたそうで、ひとまず点滴をしてきたらしい。

皮膚の下に点滴し、時間をかけてじっくり体に染みこませるというもの。

医者からは、すい臓自体を摘出という方法もあるが

それで確実に復活するとは言えないし、最悪死もあると説明があった。

薬を飲んで点滴が効いて来てから、手術は考えましょうとのこと。

錠剤の薬ももらってきていた。

6、7粒の薬が、病気の重さを物語っているようだった。

まだ調子が悪いらしく、ご飯どころか薬も飲めていない。

というか基本的に食べ物以外を口にしないので、

普通は食べ物に混ぜるか喉に直接置いて飲ませるが・・・

食べれる状態でないというなら、直接入れるしか・・・

うなるちょこを押さえ、何とか口に入れようとした。

父親が噛まれ、出血した。

私が抑えるからと言うも・・・

鋭い歯が並ぶ口には、手を出せなかった。

その日、結局薬は飲ませられなかった。

本来、それも幼いときからしつけるものだそう。

小さい頃から、口に触れる、口を開かせる等、

いざというときに備えておくべきことだったのだ。

次の日も、まだ点滴が完全には効いてないらしく、

その後しばらく薬は摂取出来なかった。

5日くらいしたら、それまでもご飯はそれなりに食べれるようになっていたが

薬は弾いて食べていた。

母親が、ウィンナーやナゲットに薬を忍ばせ与えることに成功し、

それからご飯も薬もスムーズに摂っていった。

1週間後、検査の結果すい臓が小さくなっており、手術はしない方向に決まった。

たくさん美味しいものを食べさせて、悔いの無いようにと言われた。

抗がん剤の点滴は検査次第で毎週しなければならないことになった。

動物に保険というものは現在ないもので、1日の入院+点滴で

2万円を超えていた。 安いとは言えない金額。

私は母親に4回分のお金を渡した。

ちょこのためだと。


それからちょこは、だんだん元気になった。

毎週行く病院にはいつも怖がっていたが、

体重も14kgまで減っていたのが、1kg増えていた。

犬にとって1kgはとても大きい数字だ。

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ご飯もたくさん食べ、以前のように膝の上にあごを乗せ

おかずを貰って食べていた。

それどころか新技を習得したらしく、

前足でちょいちょいっと手招きしながらクンクン鳴くのだ。

正直可愛かった。それに負ける父親が憎たらしくもあったが。

薬の関係で喉が渇くらしく、たくさん水を飲んでは

何度も散歩に出かけたがっていた。


12月に入り、私は仕事でボーナスが入った。

決して安くも高くもない金額。

それを、全てちょこのために使ってもらうことにした。

あと何度病院のお世話になるかわからないが、少なくとも2ヶ月は持つ。

そのお金を使い切った時点で、ちょこの今後も考えていくことにした。

12月中もほぼ毎週点滴を受け、その場所だけ毛を刈られ

生え揃う前にまた刈られ針をさされ・・・

何となく、母親といつを最後にするかという話しが出始めた。

そして年を明け、1月19日、ちょこは9歳になった。

犬の9歳とは、人間の約60年分に相当するらしい。

立派なおじいちゃんになっていた。

その日のあたりから、またちょこの様子がおかしかった。

嘔吐と下痢が止まらないようだった。

明日病院へ連れて行くと両親が話していた。



次の日、家に帰ってきてもちょこの姿は無かった。

正直入院しないわけはないとは思っていた。

話しを聞くと、白血球がゼロだったらしい。

もう、最後が近かった。

次の日も、また次の日も、ちょこは帰ってこなかった。

両親が病院に行くも、いつもは帰りたい!と

尻尾を振りクンクン鳴くのに、ゲージから鼻っぱしを出すのが

精一杯な様子だったと。

先生に家に連れて帰りますかと聞くも、平日だったので

誰もそばにいられないし、親戚が来るため

2日後の1月25日に、ということになった。



1月24日午後2時

ちょこは病院で亡くなった。



私は夜勤だったため15時に家を出ていた。

運転中母親からの電話が鳴った。

鼻声で「ちょこ死んじゃったんだって・・・」と。

これから仕事だし、突然だし。

思わず「え・・・あぁ・・・」 これしか出てこなかった。

その後の仕事は、なんだか体が動かなかった。

何度ミスしたかわからなかった。


深夜1時、帰宅した。

玄関のすぐそばがちょこの定位置。

そこにダンボールがあった。4箇所蓋がある中2箇所閉まっていて

その上にケーキ、まんじゅう、おかし、やきとりが乗っていた。

ちょこが帰って来ていた。

人とは違って皮膚の色が見えないから、

本当に、ただ、眠っているのかと思った。

触ってみると、いつもよりふわふわだった。

母親が出てきた。

「眠っているみたいでしょ?ふわふわなのは、

看護婦さんたちが綺麗に洗ってくれたんだって。

・・・幸せ者だったよちょこは。美味しいものいっぱい食べて。

○○(姉)と同じ日に生まれて、おばあさんと同じ日に死んで・・・

きっとおばあさんが天国まで連れてってくれるよ。

このケーキとか甘いものはお父さんが買ってきてくれたんだよ。

甘いもの好きだったでしょ?

ちょこーって呼べば、今にもこっち向きそうだよ。

腕の付け根あたり触るとさ、腕が動いて

もしかしてまだ生きて動いてるんじゃないかって思っちゃう。」

涙が止まらなかった。

必死で声を出して泣きたいのを堪えて、頷くことしか出来なかった。

家に着くまで、実感がなかった。

全く動かず、口や鼻から出血してきているところを見ると

何度もごめんねと思う以外無かった。

もっともっと一緒にいてあげたかった・・・

死ぬときは、そばにいてあげたかったのに・・・

寂しくて、辛かったんだよね。

本当にごめんね。

この治療すら、してあげていてよかったのか疑問に思う。

楽に死なせてあげる方法をとっていた方が

もしかしたらちょこのためだったのかもしれない。

・・・考えてもきっとキリはない。

どちらにしても、私がしてあげたことは少ないが・・・

生まれてきてくれてありがとう。

いつまでも大好きだよ。

お別れだ、ちょこ。

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